2020.08.01

★★ 昼時間の「騒音クレーム」★★

オーナー様相談

『新コロナ対応からステイホーム、上階の子供の騒音苦情』

家主様からの相談で、入居者様より「上階の子供がドタバタしてうるさくて仕方がない」との苦情。
新コロナウイルス対応での在宅勤務の方より、「仕事に集中できないので注意してほしい」との依頼。

★★ 昼時間の「騒音クレーム」★★の画像1

【 事情・状況確認 】

① 時間帯としてはお昼の時間で、いつものように子供が遊んでいるだけ。
② 上階の方は、新コロナウイルスのために学校が休校で ”ステイホーム” の状況。
③ 下階の方も、同様に在宅勤務になって自宅で仕事をしているとのこと。

クレームを言われている方も大変な状況に思われますが、お昼の時間帯であれば許容範囲とも思われます。
深夜の騒音であればクレームとして対応はできるのですが、これまでなら昼間は会社で仕事をされている
ということで、トラブルにはならなかった内容で、中々判断が難しい状況です。

★★ 昼時間の「騒音クレーム」★★の画像2

【 顧問弁護士確認・助言 】

これまで通り、「騒音トラブル」は発生源である騒音(生活音を含む)が受忍限度を超えているものか
どうかによって判断されます。
まずは、騒音対象の部屋に面する上下階・両隣の方から状況確認が必要です。
その確認の中で、他入居者からのクレームが無い場合は、過剰反応している可能性があるといえます。

今回のケースは、新コロナウイルスにより「ステイホーム」となり、サラリーマンは「在宅勤務・テレ
ワーク」となって、文字どおり「新生活様式」として新たな問題が起きつつあるといえます。

しかしながら、これまでの会社であってもオフィスでは他の社員も在籍しており、電話及び会話等がある
中で各自が業務を行っています。何の音もしない、業務環境とは考えられません。
あくまでも状況の度合いによりますが、業務阻害については別に検討が必要と思われます。
また、通常はファミリー対象の共同住宅に入居すれば、子供等の一定の生活音は想定できる範囲で思われ、
特に深夜等ではなく昼間であれば、このケースについては受忍限度内の生活音と判断される可能性が高いと
思われます。

しかし今後において、「ステイホーム・在宅勤務・テレワーク」等の新生活様式となって、これまでの
固定観念としては通常の常識としては判断できない時代になるかもしれません。

★★ 昼時間の「騒音クレーム」★★の画像3

顧問弁護士の先生からの助言のように、このようなクレームは個々の受忍限度の差もあります。
管理会社としては、クレーム等に対しては常に迅速な対応を取り、入居者様の聞き取り・確認等を
丁寧に行うことが最も大切です。
また、入居者様同士が感情論に発展しないように、うまくコミュニケーションが取れるよう図りたいものです。
そして、今一度「入居のしおり」等を確認し、新たな「使用細則」についても検討していきたいと思います。



スタッフのコメント

オーナー・管理担当 髙橋 保郎

京都で38年‼ 不動産仲介業務(売買・賃貸)、賃貸不動産管理業務、不動産有効活用企画業務等々、いつも『お気軽に・・・』から始まる、無限大(永都のシンボル∞)で様々なオーナー様とお付き合いをさせて頂いております。
「空室問題」から『賃貸不動産経営』『不動産有効活用』『不動産相続』まで、お気軽にご相談ください。
”小さなことから、コツコツと ミニミニ の精神で取り組みます”


































































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